ワーグナー作曲 歌劇『さまよえるオランダ人』

公演名平成27年度 文化庁 劇場・音楽堂等活性化事業(共同制作支援事業)
iichiko総合文化センター・びわ湖ホール神奈川県民ホール東京二期会
九州交響楽団京都市交響楽団神奈川フィルハーモニー管弦楽団 共同制作
ワーグナー作曲 歌劇『さまよえるオランダ人
ドイツ語上演・日本語字幕付・上演時間:約2時間15分/休憩なし


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日時2016年3月26日(土)
時間開場13:15 開演14:00
会場iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ
出演者・スタッフ
指揮大勝秀也
演出ミヒャエル・ハンペ
装置・衣裳ヘニング・フォン・ギールケ
照明斎藤茂男
音響小野隆浩(公益財団法人びわ湖ホール)
舞台監督幸泉浩司
キャスト
オランダ人(バリトン・呪われた船の船長)ロバート・ボーク
ダーラント(バス・ノルウェーの船長)斉木健詞
ゼンタ(ソプラノ・ダーラントの娘)横山恵子
エリック(テノール・猟師、ゼンタを愛している)福井敬
マリー(メゾソプラノ・ゼンタの乳母)竹本節子
舵手(テノール・ダーラントの船に乗っている)高橋淳
合唱二期会合唱団、新国立劇場合唱団藤原歌劇団合唱部
管弦楽九州交響楽団
料金
GS席13,000円(11,700円)S席11,000円(9,900円)
A席9,000円(8,100円)B席7,000円(6,300円)
C席5,000円(4,500円)  
チケット発売 2015年 10月17日(土)10:00〈友の会びび先行〉
2015年 10月24日(土)10:00〈一般〉
チケット取扱
iichiko総合文化センター ホームページ
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iichiko総合文化センター 1階 インフォメーション097-533-4006
二期会チケットセンター03-3796-1831
トキハ会館 3階 プレイガイド097-538-3111
中央町プレイガイド「ビートパワー」097-538-1386
別府ヱトウ南海堂0977-22-0827
ローソンチケット(ローソン各店) (Lコード:83690)0570-000-407
チケットぴあ(セブンイレブン各店)(Pコード:278-262)0570-02-9999
セブン-イレブン〈店内マルチコピー機 セブンチケットボタンより〉(セブンコード:042-171)
主催公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団公益財団法人びわ湖ホール公益財団法人神奈川芸術文化財団
公益財団法人東京二期会公益財団法人九州交響楽団公益財団法人京都市音楽芸術文化振興財団
公益財団法人神奈川フィルハーモニー管弦楽団
後援大分県大分合同新聞社、大阪・神戸ドイツ連邦共和国総領事館、ドイツ文化センター日本ワーグナー協会
特別協賛三和酒類株式会社
お問い合わせ公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団 097-533-4004
注意・備考 ・上演中の客席への入退場は制限させていただきます。
・やむを得ない事情により、出演者などが変更されることがあります。
・ご予約後の変更およびキャンセルはお受けできません。
・公演中止の場合を除き、一度購入されたチケットの変更および払い戻しはいたしません。
・未就学児童の同伴はご遠慮ください。
 無料託児サービスをご利用ください(要申込:3月21日(月)17時まで。満1歳児から未就学児まで。定員10名)
・無料託児サービス及び車椅子席のお問合せ・ご予約は
 大分県芸術文化スポーツ振興財団(097-533-4004)までお電話でお申し込みください。

 昨年度に引き続いての共同制作オペラ。今年度からは新たに九州交響楽団が加わり、ワーグナー初期の傑作『さまよえるオランダ人』を新制作いたします。演出にオペラ界の巨匠ミヒャエル・ハンペ、舞台装置と衣装デザイナーに絵画、映画、オペラ等で世界的に活躍しているヘニング・フォン・ギールケを迎え、歌手も所属、東西、国内外の垣根を超えた、現在考えうる最高水準のドリーム・キャストで臨みます。さらに「二期会合唱団」、「新国立劇場合唱団」、「藤原歌劇合唱部」の合同合唱が実現し、最高峰のアンサンブルをお聴かせします。今回の上演は休憩なしの1幕仕立て、序曲から幕切れまで息もつかせぬ展開でお届けします。

あらすじ

 悪魔の呪いによって、永遠に海をさまようオランダ人船長。呪いを解くためには、7年に1度だけ許される上陸の機会に、「永遠の愛」を誓う乙女に出会わねばならない。彼はノルウェー船船長のダーラントと出会い、娘のゼンタに求婚する。宿命的な出会いを感じたゼンタは、永遠の貞節をオランダ人に誓う。ゼンタを愛するエリックは彼女の心変わりを責め、それを聞いたオランダ人は絶望し出航を命じる。ゼンタは彼を追って海中に身を投じ、彼女の永遠の愛によりオランダ人は呪いから救われる。

公演のポイント

① iichiko総合文化センターが加わって2年目の共同制作オペラ

びわ湖ホールプロデュースオペラと沼尻竜典オペラセレクションを主軸に関西から全国へ独創的なオペラを発信しているびわ湖ホールと、世界の数々の優れたオペラから日本オペラまで多彩なオペラ上演を続けている神奈川県民ホールは、日本のオペラ界のリーディング・カンパニーである東京二期会と共に、平成19年度より共同制作によるオペラ上演を行っていました。この取り組みにiichiko総合文化センターが加わり実現したのが、昨年度の大分県立美術館開館記念公演・ヴェルディ作曲『オテロ』(2015年3月)でした。この『オテロ』は国内3箇所で上演し、共同制作ならではの大規模かつ創造性溢れるオリジナル・プロダクションを構築し、好評を博しました。今年度からは九州交響楽団が加わり、7者の持つ制作ノウハウを結集させ、ワーグナーの傑作『さまよえるオランダ人』を新制作します。単独制作では実現が難しいスケールの大きな作品を、共同制作チームワークの総力を結集し、見応えのある舞台としてお届けいたします。

② 巨匠ミヒャエル・ハンペ演出による新制作

演出にはオペラ界の巨匠ミヒャエル・ハンペを迎え、装置・衣裳デザイナーは画家として高名であり、また映画監督、オペラ演出家など様々分野で活躍のヘニング・フォン・ギールケが務めます。ハンペ、ギールケ両氏は、ともに『さまよえるオランダ人』を演出したことがあり、その経験により、さらに熟考を重ねた決定版ともいうべき作品を新制作いたします。名指揮者カラヤンと共にザルツブルグ音楽祭を支えたミヒャエル・ハンペの、その手腕から紡ぎ出される、新制作のプロダクションは見逃せません。

③ 所属、国内外の垣根を超え、望みうる最高のキャストで!

大分公演の指揮には、iichiko総合文化センター館長・中山欽吾が信頼を寄せる大勝秀也、キャストは、国内外で活躍するトップ・クラスの日本人歌手を中心に厳選。オランダ人役には欧米で活躍中のロバート・ボークを迎え、所属、東西、国内外の垣根を超え、現在考えうる最高水準の歌手を集めたドリーム・キャストで臨みます。また、大分公演での管弦楽は九州唯一のプロオーケストラとして地域に愛され、近年は「定期公演」のほか、「天神でクラシック ―音楽プロムナード―」や「名曲・午後のオーケストラ」シリーズで意欲的なプログラムに取り組み、幅広い層に支持を得ている「九州交響楽団」が、合唱は「二期会合唱団」に加え、今回は「新国立劇場合唱団」と「藤原歌劇団合唱部」が加わり、さらに質の高いアンサンブルを実現します。

プロフィール

大勝秀也 (おおかつしゅうや)指揮

東京に生まれる。東京音楽大学卒業。1988年ドイツに渡り、ボン市立歌劇場のアシスタントとして数多くのオペラを指揮。1991年ゲルゼンキルヒェン市立歌劇場第一指揮者、1994/95シーズンよりボン市立歌劇場第一指揮者として契約。ドイツを中心にヨーロッパ各地で活躍し、1996年5月/6月ボン歌劇場海外公演を行なった。オペラ公演以外にも、ボン・ベートーヴェン・ハレ管、北西ドイツ・フィル、ザグレブ・フィル等と協演。また、シュトウットガルト室内オーケストラとCD録音を行ない、1995年3月/4月にはアメリカ、オーストラリアに演奏旅行を行なった。1996年7月よりマルメ歌劇場音楽監督に就任。1999年5月には同歌劇場管弦楽団とCD「バーンスタイン:ウエストサイド物語/ストラヴィンスキー:火の鳥」をリリースし、スペイン演奏旅行を行なった。1998年7月二期会「フィガロの結婚」、1999年6月NHK交響楽団定期、1999年11月新日本フィルハーモニー交響楽団定期、2000年9月の大阪センチュリ−交響楽団定期、2002年日生劇場「日本人オペラシリーズ3/久保魔耶子:羅生門」公演、関西二期会で「ルチア」「ばらの騎士」「タンホイザー」「ノルマ」などを公演。2006年6月ボリショイ劇場で「トスカ」を指揮し大喝采を浴びた。その後ポーランドでソプラノの森麻季とレコーディングを行った。2011年12月に金沢と高岡で、翌年1月には東京の新国立劇場で、泉鏡花原作、池辺晋一郎作曲の「高野聖」を初演し好評を博した。2012年10月大阪でフェラーリ作曲のオペラ「イル・カンピエッロ」を上演、2013年12月いずみホールで演奏会形式により、モーツァルト「イドメネオ」を指揮。びわ湖ホールでは、2014年2月に「ホフマン物語」、2014年12月には「天国と地獄」を上演、2015年12月にはドヴォルザーク「ルサルカ」の上演を予定している。この他、群馬交響楽団、京都市交響楽団、大阪フィルハ−モニ−交響楽団、九州交響楽団等とも協演しており、正統ドイツの薫り豊かな演奏が高く評価されている。
現在、昭和音楽大学非常勤講師。ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団正指揮者。

ミヒャエル・ハンペ (Michael Hampe)演出

1935年ハイデルベルク生まれ。チェロ・演劇学を専攻後、65年よりチューリッヒ劇場の副監督、バイエルン国立劇場の監督とバイエルン国立劇場の演出家、マンハイム国立劇場の総監督を経てケルン市立歌劇場の総監督、ドレスデン音楽祭総監督を歴任。演劇の演出やテレビドラマに俳優として出演するなど幅広い活動の後、オペラ演出家としての頭角を現わし、ミラノ・スカラ座、コヴェント・ガーデン、パリ・オペラ座、サンフランシスコ、ミュンヘン等世界の一流オペラハウスで演出。また有名な国際フェスティバル(ザルツブルク、エディンバラ、フィレンツェ、ペーザロ)でも活動している。故ヘルベルト・フォン・カラヤンと長年に渡って共同作業を行ってきたハンペの演出は、”オペラに於ける音楽と舞台とは切っても切り離されないもの”と考え、正攻法で細部にいたるまで緻密に計算されたものである。教育活動にも熱心で、舞台のあらゆる分野に関して後進の養成を推進するための活動も継続している。ケルン音楽大学教授として、国内および海外の数々の大学やアカデミーでも教鞭を取っている。また、ドイツ舞台技術協会の副会長を務めたこともあり、パリ・オペラ座(バスティーユ)や東京の新国立劇場の新建築、また古い劇場の改修や改築の際には各地からその助言が求められる立場にある。その豊富な知識と経験をもとに、これまで劇場における芸術上、学問上、また経営上の基本的な問題点に関してさまざまな形で発表してきており、それらは「ケルンのオペラ1975-1995」や「劇場のすべて−講演と論文」といった書籍にもなっている。(両方ともケルンWienand出版)
本年、最新刊「オペラの学校」が出版された。(水曜社)

ヘニング・フォン・ギールケ (Henning von Gierke)装置・衣裳

1947年生まれ。ドイツ国内外のアートフェア、ギャラリーや美術館で60回以上の個展を開き、1970年から広く人々に知られている。ヨーロッパをはじめアメリカや日本で、画家、映画のセットや舞台装置・衣裳の創作者、また演出家として、数多くの映画、演劇、オペラの制作に関わってきた。(バイロイト音楽祭の「ローエングリン」舞台装置・衣裳デザイン、バイエルン国立歌劇場(ミュンヘン)の「さまよえるオランダ人」演出・舞台装置デザイン、新国立劇場(東京)の「魔笛」舞台装置・衣裳デザイン、NHKホール(東京)の「パルジファル」ビジュアル構想、舞台装置・衣裳デザイン、等)
作品は、個人所有と公の所蔵のものがあり、コブレンツのルートヴィヒ美術館コブレンツ、バイロイトのリヒャルト・ワーグナー美術館、ヴュルツブルクのアム・ドム美術館、ベルリンのドイツ映画博物館、ミュンヘンのドイツ劇場博物館などに所蔵されている。
2005年よりウィーン大学で教鞭をとっている。ドイツ映画アカデミー会員。ミュンヘン在住。

ロバート・ボーク (Robert Bork)バスバリトン/オランダ人

シカゴ生まれ。アメリカで勉強を始め、ドイツで優秀な成績をおさめて修了。
そのキャリアをケルン歌劇場で始め、「魔笛」パパゲーノ、「カルメン」のエスカミーリヨ、「ドン・パスクァ―レ」のマラテスタ、「愛の妙薬」のベルコーレ、「ルクレティアの凌辱」のタルクィニウス王等の役で、ミラノ・スカラ座、ハンブルク国立歌劇場、ライン国立オペラ、ヴェネツィアのフェニーチェ劇場、オランダ国立歌劇場等に出演している。ピンカス・スタインバーグ、ローレンス・フォスター、ケント・ナガノ、ジェームス・コンロン、セバスティアン・ヴァイグレ、ハルトムート・ヘンヒェン、イヴァン・フィッシャー、シモーネ・ヤングらの指揮者と共演。「サロメ」ヨカナーン、「さまよえるオランダ人」オランダ人、「ピーター・グライムズ」ボルストロード、「運命の力」ドン・カルロ、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」フリッツ・コートナー、「パルジファル」クリングゾル、「ばらの騎士」ファーニナル、「ナクソス島のアリアドネ」音楽教師、「魔弾の射手」カスパール、「ルル」の猛獣使い、力技師、「ヴィオランタ」シモン、「ファウスト」メフィスト等をレパートリーとしている。最近では、スペインのヴァリャトリッドで「青ひげ公の城」、東京の新国立劇場で「パルジファル」、ストラスブールのライン国立オペラでジョン・アダムズ作曲「アトミック博士」、ブリュッセルで「フィエラブラス」に出演。今後は、ストラスブールのライン国立オペラでの公演、日本での「さまよえるオランダ人」、ハンブルク国立歌劇場での「シモン・ボッカネグラ」パオロが予定されている。

斉木健詞 (さいきけんじ)バス/ダーラント

国立音楽大学卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所マスタークラス修了。第78回日本音楽コンクール第3位。文化庁在外研修員として渡伊。本共同制作には『アイーダ』エジプト国王、『椿姫』ドビニー侯爵、『ワルキューレ』フンディング、『オテロ』ロドヴィーコで出演したほか、2006年にびわ湖ホールプロデュースオペラ『海賊』日本初演、14年沼尻竜典オペラセレクション『リゴレット』に出演している。二期会公演には、『エフゲニー・オネーギン』『ドン・ジョヴァンニ』『ナブッコ』『ホフマン物語』等に、新国立劇場では『アイーダ』『軍人たち』『タンホイザー』『サロメ』、兵庫県立芸術文化センター『トスカ』『椿姫』、日生劇場『フィデリオ』などで充実した歌唱をみせ、オペラを中心に活躍を続けている。二期会会員

横山恵子 (よこやまけいこ)ソプラノ/ゼンタ

岡山県出身。東京音楽大学卒業、同大学研究科修了。1992年コーブルク歌劇場での『ドン・カルロ』エリザベッタで欧州デビュー。96年小澤征爾指揮『蝶々夫人』題名役で本格的に日本デビュー。東京二期会では『エジプトのヘレナ』題名役、『ワルキューレ』ブリュンヒルデ、『ナクソス島のアリアドネ』プリマドンナ、『ドン・カルロ』エリザベッタ等に、また、本共同制作オペラでは『トゥーランドット』トゥーランドット、『アイーダ』アイーダ、『ワルキューレ』ブリュンヒルデで出演。今後は来年1月『魔笛』侍女鵯に出演予定。二期会会員

福井敬 (ふくいけい)テノール/エリック

国立音楽大学、同大学院修了。文化庁オペラ研修所修了後、文化庁在外派遣等で渡伊。芸術選奨文部大臣賞新人賞、出光音楽賞等受賞多数。1992年東京二期会『ラ・ボエーム』でのデビュー以来、トップ・テナーとして聴衆を魅了している。近年では東京二期会『パルジファル』タイトルロール、『ホフマン物語』タイトルロール等、本共同制作オペラ『ワルキューレ』ジークムント、『オテロ』オテロ、びわ湖ホール『リゴレット』マントヴァ公爵等、第一線で活躍を続けている。今後は10月東京二期会『ダナエの愛』ミダスに出演予定。2014年東京二期会『ドン・カルロ』タイトルロールの歌唱等により芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。二期会会員

竹本節子 (たけもとせつこ)メゾソプラノ/マリー

兵庫県出身。大阪音楽大学卒業。これまでに、『コジ・ファン・トゥッテ』ドラベッラ、『ファルスタッフ』クイックリー夫人、『ラインの黄金』エルダ、『カルメン』題名役、『フィガロの結婚』マルチェリーナ、『アンドレア・シェニエ』コワニー伯爵夫人/マデロン、『さまよえるオランダ人』マリー等メゾソプラノの主要な役で活躍。コンサートでは各国の著名指揮者との共演も多い。殊にマーラー「復活」では、国内主要オーケストラに度々招かれている。今後は新国立劇場『アンドレア・シェニエ』に出演予定。二期会会員

高橋淳 (たかはしじゅん)テノール/舵手

埼玉県出身。東京音楽大学卒業、同大学院修了。二期会オペラ研修所修了、モーツァルテウム音楽院修了。『ホフマン物語』で東京二期会デビュー後、数多くの公演に出演。特に『皇帝ティトの慈悲』題名役、『サロメ』ヘロデでは、演出家ペーター・コンヴィチュニーの高い要求に応え高い評価を得た。新国立劇場、日生劇場、神奈川県民ホール、びわ湖ホール他等日本各地での活躍に加えて、海外でもプッチーニ・フェスティバル(イタリア)への出演も果たしている。二期会会員

九州交響楽団 (きゅうしゅうこうきょうがくだん)

1953年に活動を開始。1973年に改組、のち財団法人化を経て2013年から「公益財団法人九州交響楽団」となり、九州一円の常設オーケストラとしてアジアの交流拠点都市“福岡”に本拠地を置く。
指揮者として、初代常任指揮者・石丸寛(現・永久名誉音楽監督)から、森正、安永武一郎(現・永久名誉指揮者)、フォルカー・レニッケ、黒岩英臣、小泉和裕、山下一史、大山平一郎、秋山和慶が歴任し、2013年からは小泉和裕が音楽監督を務める。また桂冠指揮者に秋山和慶、首席客演指揮者に小林研一郎を擁してさらなる充実を図っている。アクロス福岡での定期演奏会をはじめ、天神でクラシック、新シリーズ「名曲・午後のオーケストラ」の自主公演の他、中学生の未来に贈るコンサート、音楽鑑賞教室など青少年向けのコンサート、またオペラやバレエ、合唱との共演、ポップス、映画音楽、ファミリーコンサートなど内容は多岐に渡り、福岡県を中心に九州各地で年間約130回の演奏活動を行っている。また青少年育成活動、地域・社会貢献活動、病院や福祉施設でのアウトリーチコンサートを積極的に展開している。2006 年から「九響シリーズ」9タイトル、小泉和裕が音楽監督就任後「ベルリオーズ/幻想交響曲」、「ベートーヴェン交響曲第9 番」のCDを発売。
これまでに、福岡市文化賞、西日本文化賞、文部大臣地域文化功労賞、福岡県文化賞を受賞。

作曲家・作品

リヒャルト・ワーグナー Richard Wagner(1813-1883)

ドイツ・ロマン派の劇音楽における頂点に立つ作曲家。リストとともに新ドイツ派といわれ、総合芸術としてのオペラを大成。管弦楽効果の巨大化などによって、19世紀後半の音楽、さらには20世紀の音楽にも多くの影響を残し、ワグネリアンといわれる崇拝者を生んだ。作曲家であると同時に、指揮者、思想家、文学者などの顔も持つ。青年時代は、ベートーヴェンに心酔し、各地の劇場指揮者を務めた後、マイアベーアのグランド・オペラの影響下に歌劇を発表。ドレスデンの宮廷劇場の指揮者に迎えられたが、1849年の5月暴動に荷担して国外追放になり、チューリッヒパリを転々とした。1862年までに追放が解け、ドイツで活躍。バイエルン 国王ルートヴィヒ2世の知遇を得る。リストの娘コジマと結婚。1876年各国のワーグナー協会の支援によりワーグナー作品上演のための劇場がバイロイトに建設された。そのバイロイト祝祭劇場は、今もなお、世界のオペラ界をリードする劇場としてワーグナー作品を上演し続けている。

さまよえるオランダ人 Der fliegende Hollander

原作: ハインリヒ・ハイネ『フォン・シュナーベレヴォプスキー氏の回想』ほか
台本: リヒャルト・ワーグナー
初演: 1843年1月2日 宮廷歌劇場(ドレスデン)

ワーグナーは生涯に13作のオペラ作品を遺したが、その4作目の作品。伝説に取材した自身の台本を用い、生涯のテーマとした「愛による救済」が描かれており、28歳のワーグナーが自己の作風を確立し、後の名作群への幕開けとなった傑作。バイロイト音楽祭では、この『さまよえるオランダ人』以降の作品が上演される。比較的古典的な手法で書かれており、上演時間も他に比して短く、ワーグナーは初めてという方にもおすすめの作品である。

共同開催公演

公演名びわ湖公演神奈川公演
日時2016年3月5日(土)・6日(日)2016年3月19日(土)・20日(日)
時間各日14:00開演各日14:00開演
会場滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール神奈川県民ホール 大ホール
指揮沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)沼尻竜典(びわ湖ホール芸術監督)
管弦楽京都市交響楽団 神奈川フィルハーモニー管弦楽団
料金
S席16,000円
A席13,000円
B席11,000円
C席9,000円
D席7,000円
E席5,000円
U30席(30歳以下)3,000円
U24席(24歳以下)2,000円
SS席16,000円
S席13,000円
A席10,000円
B席7,000円
C席6,000円
D席4,000円
E席3,000円
学生(24歳以下)2,000円
発売日10月4日(日)10:00〜10月4日(日)10:00〜
お問合せ びわ湖ホール事業部
〒520-0806 滋賀県大津市打出浜15-1 077-523-7152
神奈川県民ホール事業制作第一課
〒231-0023 横浜市中区山下町3-1 045-633-3762

関連企画

第17回 大分県民芸術文化祭 研修会事業 オペラレクチャー・ワーグナーに迫る『さまよえるオランダ人と黄昏れる神々』

大分大学教育福祉科学部で作曲を教える清水慶彦氏を講師に迎え、『さまよえるオランダ人』を関西出身者らしく、おもしろおかしく、そして知的に解説する講座。大分初公演となる作曲家ワーグナーを知り、上演作品についても内容の理解を深める。また2015年4月に開館した大分県立美術館も、11月のこのタイミングでワーグナー作品と同名の『神々の黄昏展』を開催していることから、『さまよえるオランダ人』だけにとどまらず、幅広い内容の講座となる。

2015年 11月27日(金)19:00〜20:30 別府・冨士屋 一也百ホール -はなやもも-
2015年 11月29日(日)11:00〜12:30 由布院・アルテジオ

【講 師】清水慶彦(大分大学教育福祉科学部)
【参加料】無料(要事前申込・先着順・各日定員50名)
【主 催】公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団、大分県民芸術文化祭実行委員会
【問合せ】公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団 097-533-4004

清水慶彦 (しみずよしひこ)作曲・音楽理論

京都市立芸術大学音楽学部作曲専攻を音楽学部賞・京都音楽協会賞を得て卒業、同学大学院修士課程修了、同学の派遣制度によりブレーメン芸術大学にて研鑽を積む。京都市立芸術大学大学院博士後期課程修了、黛敏郎作品の研究論文により博士号(音楽)取得。作品集CD『清水慶彦作品集 六相円融』(studio N.A.T)が雑誌『レコード芸術』にて推薦盤に選定されるなど好評を得ている。日本の作曲家の研究・普及を目的とした演奏会制作等をおこなうグループ<JCMR KYOTO>として京都市芸術文化特別奨励者に認定された。京都市立芸術大学非常勤講師、同志社女子大学嘱託講師などを経て、現在、国立大学法人大分大学教育福祉科学部専任講師。中学生時代に聴いたワーグナーが,その後のクラシック音楽好きを決定づけた。

平成27年度 文化庁 劇場・音楽堂等活性化事業 青島広志のおしゃべりオペラティックコンサート

テレビでもおなじみ青島先生のピアノと楽しいお話によるコンサート。『さまよえるオランダ人』のレクチャーと、青島先生作曲の『さまよえる日本人』上演という構成で、オペラの魅力をとことんご紹介します!

2016年 2月29日(月)18:30開場/19:00開演 iichiko音の泉ホール
2016年 3月1日(火)12:30開場/13:00開演 臼杵市民会館 大ホール

【出 演】青島広志(ピアノ・お話)、
     横山美奈(ソプラノ)、小野勉(テノール)、和田ひでき(バリトン)
【入場料】大分・臼杵 両公演とも1,000円
【発売日】友の会びび先行: 2015年 11月21日(土) 10:00
     一 般びび先行: 2015年 11月28日(土) 10:00
【取扱い】iichiko総合文化センター ホームページ〈インターネット販売〉
     iichiko総合文化センター 1階インフォメーション 097-533-4006
     トキハ会館 3階プレイガイド 097-538-3111
     ローソンチケット 0570-084-008
     別府ヱトウ南海堂 0977-22-0827
     セブン-イレブン〈店内マルチコピー機 セブンチケットボタンより〉
【主催・問合せ】公益財団法人大分県芸術文化スポーツ振興財団 097-533-4004

青島広志 (あおしまひろし)構成・ピアノ・お話

1955年東京生まれ。東京藝術大学および大学院修士課程を首席で修了し、修了作品のオペラ『黄金の国』(原作:遠藤周作)が同大図書館に購入され、過去2回の東京都芸術フェスティバル主催公演となる。作曲家としては『火の鳥』(原作:手塚治虫)、『黒蜥蜴』(原作:三島由紀夫)など、その作品は200曲を超える。ピアニスト・指揮者としての活動も40年を迎え、最近ではコンサートやイベントのプロデュースも数多くこなしている。テレビ朝日「題名のない音楽会」アドバイザー、日本テレビ「世界一受けたい授業」などに出演。東京藝術大学、都留文科大学講師。日本現代音楽協会、作曲家協議会、東京室内歌劇場会員。

横山美奈 (よこやまみな)ソプラノ

東京都立芸術高等学校卒業。東京藝術大学声楽科卒業、同大学院オペラ科修了。文化庁オペラ研修所第8期修了後、文化庁在外派遣研修員としてイタリア(ミラノ)に留学。日本音楽コンクール声楽部門第3位入賞。《ホフマン物語》オランピアでデビュー後、二期会《フィガロの結婚》、日生劇場《セビリヤの理髪師》のほか、《椿姫》《魔笛》《黒蜥蜴》《天国と地獄》《ヘンゼルとグレーテル》《メリーウィドウ》《こうもり》《サウンドオブミュージック》など多くのオペラ、オペレッタ、ミュージカルに主演。超ハイソプラノの『夜の女王』からアルトの役まで自在に歌いこなす充実した幅広い声域を持ち、役柄に応じた的確な歌唱と演技、クリアなセリフ回しが高く評価されている。《第九》《メサイヤ》などソリストでも活躍。日生劇場ファミリーフェスティバル、テレビ朝日《題名のない音楽会》などに出演。日フィル協会合唱団ヴォイストレーナー、演劇学校講師も務める。二期会会員。日本声楽家協会アカデミー会員。

小野勉 (おのつとむ)テノール

高校一年生の冬、とても可愛らしい先輩に誘われて、うっかり入ってしまった合唱部。これをきっかけに音楽の道を選ぶこととなる。2001年第12回奏楽堂日本歌曲コンクール歌唱部門第3位入賞。童謡からオペラアリアまで幅広いレパートリーを持つ。青島広志氏プロデユースの舞台に多数出演。代表作には「ペールギュントの大冒険」「青い鳥」「幸福な王子」「大好き!ドラキュラ君」等がある。

和田ひでき (わだひでき)バリトン

早稲田大学第一文学部哲学科卒。日本オペラ振興会育成部修了。オペラ出演は既に50作品を越え、最近の主な出演は、千住明「万葉集」シューマン「ゲノフェーファ」モンテヴェルディ「ポッペアの戴冠」など常に高い評価を受けている。俳優としても活躍しミュージカル「恋娘近松合戦!」「夏花火♥恋名残」「Into the woods」「Company」ストラヴィンスキー「兵士の物語」兵士役などで好評を博し、古楽からミュージカルまで、幅広いジャンルで活躍している。また仏語の字幕翻訳スタッフとしても活動、METライブビューイング、パリオペラ座来日公演などを担当、翻訳作品は20を越える。近年は日本語訳詞も手掛け、今年はラヴェル「子供と魔法」の訳詞が小澤征爾指揮で上演された。2003年パリ留学。同年ガスコーニュ国際声楽コンクールオペラ部門ファイナリスト。
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