イベント案内

MARO プロジェクト 2008

~大分の若き演奏家たち~ 2nd

コンサートの詳細情報、1月9日
コンサート出演ピアニスト決定!後藤秀樹|公開レッスン開催1月7日水曜日15時から17時リハーサル室入場無料

A.ピアニスト部門 N響メンバー3名とのピアノ四重奏

篠崎 史紀 ヴァイオリン(N響第1コンサートマスター)佐々木 亮 ヴィオラ(N響首席奏者)桑田 歩 チェロ(N響フォアシュピーラー)

B.アンサンブル部門 トリオ~オクテット

Profile

篠崎 史紀(ヴァイオリン)
 3歳より、父、篠崎永育にヴァイオリンの手ほどきを受ける。高校卒業後ウィーンに渡り、トーマス・クリスティアンに師事。ウィーン市立音楽院で研鑽を積み、数々のコンクールで受賞を果たす。帰国後、群馬交響楽団コンサートマスター、読売日本交響楽団コンサートマスターを経て、1997年にNHK交響楽団第1コンサートマスターに就任。完璧なるテクニックは言うまでもないが、パッションあふれる美音は他の追随を許さない。
 演奏活動の傍ら後進の育成にも力を注ぎ、東京ジュニアオーケストラ・ソサエティー芸術監督のほか、WHO国際医学アカデミー評議委員を務める。
 2004年より銀座王子ホールにて“MARO ワールド”が始動。2007年より“MARO プロジェクト”芸術監督。

佐々木 亮佐々木 亮(ヴィオラ) ※コンサートのみ出演
 東京藝術大学卒業。在学中、安宅賞受賞。1991 年現音室内楽コンクール第1位。藝大卒業後、ジュリアード音楽院に奨学生として入学。アスペン音楽祭、マルボロ音楽祭に参加するほか、ソロ、室内楽奏者として全米各地にて活動。これまでに内田光子、ヒラリー・ハーン等と共演し好評を博す。2004年NHK交響楽団入団、2008年より首席奏者。また東京藝術大学にて後進の指導にもあたっている。
CDはEMI/Angelよりチャイコフスキー弦楽六重奏、ブラームス弦楽六重奏をリリース。

桑田 歩桑田 歩(チェロ) ※コンサートのみ出演
 3歳よりヴァイオリン、8歳よりチェロを父、桑田晶に手ほどきを受ける。東京音楽大学卒業後、ウィーン市立音楽院に留学し、同地に於いてリサイタルを開催する。1991年帰国後、群馬交響楽団の首席奏者に就任。95年新星日本交響楽団(現東京フィル)の首席奏者に就任。新日本フィル、東京都響、大阪フィル等の客員首席奏者を務めるほかソリストとしても活躍。1999年NHK交響楽団のチェロ奏者に就任し、現在はフォアシュピーラーを務める。
N響の4人のチェリストによって結成された「ラ・クァルティーナ」のメンバーとして 多数のCDをリリースし、いずれも高い評価を得ている。2008年4月にはソロの小品集 「ヴォカリーズ」をリリース。

オーディションから本番までのスケジュール

オーディション
公開レッスン機公開レッスン
コンサート
VIVO
*ゲスト受講生
アンサンブルVIVO
(2007年度優秀グループ・ピアノ三重奏)
公開レッスン・コンサートに出演します。
10周年 イメージ宝くじ イメージ

主催:財団法人 大分県文化スポーツ振興財団(TEL:097-533-4004) 助成:財団法人 地域創造

オーディション参加要項
  A.ピアニスト部門 N響メンバー3名とのピアノ四重奏 B.アンサンブル部門 トリオ~オクテット
1. メンバー構成 ヴァイオリン:篠崎史紀(N響第1コンサートマスター)
ヴィオラ:佐々木亮(N響首席奏者)
チェロ:桑田 歩(N響フォアシュピーラー)
3名から8名までの弦楽または管弦楽のアンサンブルであれば、構成は自由。ただし、管楽器のみの構成は不可。
*ピアノを含む構成は可。
2. 募 集 人 数 ピアニスト 1名
*オーディション通過者は3~5名、2度のレッスンを経て最終合格者1名を決定。
上記N響メンバー3名との「ピアノ四重奏」でコンサートに出演。
2組
3. 参 加 資 格
  • 大分県出身あるいは大分県内在住であること。
  • 大分県内での演奏活動の実績があること。
*年齢は問いません
  • 演奏者の半数が、大分県出身者あるいは大分県内在住であること。
  • 2008年9月1日現在、演奏者全員の年齢の合計が
トリオ 120歳以下 セステット 240歳以下
カルテット 160歳以下 セプテット 280歳以下
クィンテット 200歳以下 オクテット 320歳以下
であること。
4. 課 題 曲
  • オーディション(公開)
    演奏時間10分以内のピアノ自由曲
    *申込時に申告した曲に限る
  • 公開レッスン機Ν供淵ーディション通過者のみ)
      ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番ト短調op.25
      シューマン:ピアノ四重奏曲変ホ長調op.47
    以上から、1曲を選択。
1700年~1945年までに作曲された、任意の室内楽曲1曲の、第1楽章のみを録音すること。
5. 審 査 員 芸術監督 篠崎史紀
6. 申 込 期 間 200881日()~95日() <郵送または持参・必着
7. 申 込 方 法
  • 参加申込書
  • 申込み用紙Aのダウンロード
  • オーディションで演奏する自由曲の譜面(コピー)
    上記2点を、下記あてお申し込みください。
    申込者全員にオーディションの詳細をご連絡します。
    *オーディション日程:9月27日(土)~28日(日)
  • 参加申込書
  • 申込み用紙Bのダウンロード
  • 録音MDまたはCD(直接インデックスを貼り、グループ名・録音曲名を明記)
    *MDまたはCD以外のメディアは不可。
    *録音状態が劣悪な場合、審査の対象外となることがあります。
    *一旦提出いただいた申込書、録音メディアは返却しません。
    上記2点を、下記あてお申し込みください。
申込先:〒870-0029 大分市高砂町2-33 財団法人 大分県文化スポーツ振興財団「MAROプロジェクト」係
8. 審 査 結 果   9月中旬に応募者全員に封書にて通知します。
MARO プロジェクト2007に参加して

 室内楽という分野は、数多くの名曲があると知りつつ、高度な音楽性と技術を持った人でないと足を踏み入れられない領域だと思っていました。そんな室内楽に本格的に取り組んだ昨年度のプロジェクトは、10月・12月の公開レッスンから1 月の本番まで篠崎先生がサポートしてくださるという形で進み、そのすべてのプロセスで本当に多くのことを学ぶことができたように思います。
 出したい音に近づくために、曲の構成面・技術面からあらゆるアドバイスをいただきました。まずはメンバー同士でどうしたいのか、という意思調整にかかわった上で、曲を分解したり再編したりする中で少しずつすべての音が聴き取れるようになるレッスンは、聴講していても楽しいものでした。ていねいに、できることを増やし、曲の本質が浮き彫りになっていく時、その音楽の魅力を再発見するようでした。自分のことしか考えていなかったのが、周りとかみ合いながら進むといかに自然で美しいか。作曲家の残したスコアを読みこむことの重要性も改めて感じました。
 最初は緊張で言葉も出ませんでしたが、先生の暖かいお人柄もあり、最後は質問続出となり、プロジェクト全体を通して、音楽に集中するためにどこまでもポジティヴな時間が流れていたように思います。
 今年はどんなプロジェクトになるのでしょうか。再び大分で室内楽の仲間がつながり、広がっていくと思うととても楽しみです。

With you  < ピアノ三重奏>   河村 節子

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