イベント案内

松竹大歌舞伎
松竹大歌舞伎
松竹大歌舞伎
     
開催日時 平成23年9月6日(火)[昼の部13時30分/夜の部18時00分 開演]
会 場 iichiko グランシアタ
演 目 雨の五郎、義経千本桜(下市村茶店の場/同 釣瓶鮓屋の場)
入場料 GS席 (一般)10,000円 
S席  (一般)  7,000円
A席  (一般)  5,000円
B席  (一般)  3,000円
学生  (一般)  1,000円
チケット
販売
平成23年6月11日(土)
チケット
取扱
iichiko総合文化センターインフォメーション
チケットぴあ[Pコード411−666]
ローソンチケット[Lコード87679]
大分合同新聞各販売所
問合せ先 財団法人 大分県文化スポーツ振興財団(TEL 097-533-4004)
備 考 未就学児の入場はお断り。
託児サービス有:
(要予約。満1歳児から未就学児まで。有料:2,100円/人。9月3日(金)17時申込締切)
主催/財団法人 大分県文化スポーツ振興財団
共催/大分合同新聞社
後援/大分朝日放送 

あらすじみどころ

松竹大歌舞伎
■雨の五郎(あめのごろう)

 春雨の夜、蛇の目の傘をさした曽我五郎が、大磯の遊女化粧坂の少将からの恋文を手にして、廓へ向かっている。五郎と少将は深い仲。五郎は父の仇討ちを心に秘め…
 仇討ち物語の主人公として有名な曽我五郎を取り上げた長唄の舞踊。五郎は、荒若衆の血気盛んな様子と、廓通いの色気と華やかさを持ち合わせた人物です。艶やかなクドキ、豪快な立ち廻りなど、見どころに溢れ、人気の舞踊です。

■義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)

 平維盛の奥方若葉の内侍と子息六代君は、小金吾を伴って維盛の行方を探している。三人が下市村の茶店でひと休みするところに、いがみの権太が現れ、小金吾は金を騙し取られた上、追手に追われた内侍と六代君を逃した小金吾は、壮絶な討死を遂げる。そこへ権太の父の弥左衛門が通りかかる。実は、維盛は弥左衛門が営む鮓屋の奉公人としてかくまわれていた。弥左衛門は、倒れている小金吾の首を切り落とし、家に持ち帰る。
 鮨屋(すしや)では、弥助と名を変えた維盛と、弥左衛門の娘お里と夫婦の約束をしている。ここへ権太が現れ、母から金を騙し取るが、弥左衛門が帰宅したので、金を鮨桶に隠して隠れる。
 その夜、内侍と六代君が宿を求めて鮨屋を訪ねる。再会を喜ぶ三人だが、お里は弥助が維盛だと知り、嘆き悲しむ。そこへ鎌倉方の梶原景時が現れるという知らせが入るので、お里は三人を隣村へ逃す。しかし、これを聞いていた権太は、褒美目当てに三人を追って、鮨桶を持って駆け出す。やがて、維盛の首と内侍親子を縄で縛った権太が現れ、梶原に引き渡すのだが…
 三大名作のひとつ『義経千本桜』の三段目にあたる作品。心が歪んでいるという意味の“いがみ"の権太を中心に、平維盛の家族と鮨屋の家族の物語が交差しながら展開します。小悪党の権太ですが、愛嬌も持ち合わせ、最後には善人に立ち返るところが眼目で、見どころに富んだ作品です。

配役

■雨の五郎(あめのごろう)
曽我五郎片岡 愛之助
■義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
茶 店
いがみの権太片岡 仁左衛門主馬小金吾片岡 愛之助若葉の内侍市川 高麗蔵
弥左衛門坂東 彌十郎小せん片岡 秀太郎
すし屋
いがみの権太片岡 仁左衛門お里片岡 孝太郎お米坂東 竹三郎
梶原景時坂東 薪車若葉の内侍市川 高麗蔵弥左衛門坂東 彌十郎
弥助実は平維盛
小せん
片岡 秀太郎

プロフィール

片岡仁左衛門
片岡仁左衛門
(かたおか・にざえもん)

十五代目 松嶋屋
昭和19年3月14日生まれ。十三代目片岡仁左衛門の三男。24年9月中座『夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)』の市松で片岡孝夫の名で初舞台。平成10年1・2月歌舞伎座『吉田屋』の伊左衛門、『助六曲輪初花桜(すけろくくるわのはつざくら)』の助六ほかで十五代目片岡仁左衛門を襲名。

片岡孝太郎
片岡孝太郎
(かたおか・たかたろう)

初代 松嶋屋
昭和43年1月23日生まれ。十五代目片岡仁左衛門の長男。48年7月歌舞伎座『夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)』の市松で片岡孝太郎を名のり初舞台。以来38年間孝太郎の名で通している。

片岡愛之助
片岡愛之助
(かたおか・あいのすけ)

六代目 松嶋屋
昭和47年3月4日生まれ。56年12月十三代目片岡仁左衛門の部屋子となり、南座『勧進帳』の太刀持で片岡千代丸を名のり初舞台。平成4年1月片岡秀太郎の養子となり、大阪・中座『勧進帳』の駿河次郎ほかで六代目片岡愛之助を襲名。

坂東竹三郎
坂東竹三郎
(ばんどう・たけさぶろう)

五代目 音羽屋
昭和7年8月4日生まれ。24年5月尾上菊次郎の弟子となり、大阪・中座『盛綱陣屋』の腰元で尾上笹太郎を名のり初舞台。34年三代目坂東薪車(しんしゃ)と改名。42年3月菊次郎の名前養子となり、朝日座『吉野川』の久我之助ほかで五代目坂東竹三郎を襲名。53年上方舞の東山村流の二世家元となり山村太鶴を名のる。

坂東薪車
坂東薪車
(ばんどう・しんしゃ)

四代目 音羽屋
昭和47年4月4日生まれ。平成10年9月大阪松竹座『ヤマトタケル』の舎人、熊襲(くまそ)の兵士で坂東竹志郎を名のり初舞台。坂東竹三郎の芸養子となり、17年4月大阪松竹座『菅原伝授手習鑑』車引の杉王丸で四代目坂東薪車を襲名。

市川高麗蔵
市川高麗蔵
(いちかわ・こまぞう)

十一代目 高麗屋
昭和32年10月14日生まれ。日本舞踊の二代目花柳泰輔の長男。37年6月東京宝塚劇場『義経千本桜』の安徳帝で初舞台。46年6月八代目松本幸四郎の部屋子となり、12月市川百々丸(いちかわももまる)を名のる。56年10・11月歌舞伎座『寿曽我対面』の喜瀬川亀鶴ほかで二代目市川新車を襲名。平成6年4月歌舞伎座『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)』角力場の山崎屋与五郎で十一代目市川高麗蔵を襲名。

坂東彌十郎
坂東彌十郎
(ばんどう・やじゅうろう)

初代 大和屋
昭和31年5月10日生まれ。往年の銀幕の大スターだった初代坂東好太郎の三男。48年5月歌舞伎座『奴道成寺』の所化観念坊で坂東彌十郎を名のり初舞台。

片岡秀太郎
片岡秀太郎
(かたおか・ひでたろう)

二代目 松嶋屋
昭和16年9月13日生まれ。十三代目片岡仁左衛門の次男。21年10月南座『吉田屋』の禿(かむろ)で片岡彦人の名で初舞台。31年3月大阪歌舞伎座『河内山』の浪路で二代目片岡秀太郎を襲名。

同時解説イヤホンガイドあり(有料)

イヤホンガイド

イヤホンガイドとは…
舞台の進行に合わせて、あらすじ・衣裳・道具・音楽・歌舞伎独特の約束事などを、ご観劇の邪魔にならないようタイミング良くご説明する音声ガイドです。お芝居の見どころや聞きどころも逃さずお楽しみいただけるよう解説しますので、歌舞伎がよりいっそう面白くなります。

当日劇場ロビーでお貸し出しいたしますので、ぜひご利用ください。

使用料 600円(別途、保証金1,000円をお預かりします)
※10名以上のグループでのご利用には、割引もございます。(グループでのご利用の場合にのみ事前予約が必要です)

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