Vol.50 2010 AUTUMN

さあ、もうすぐベルが鳴りますー直前のプログラムをレクチャー

オーケストラ界のスーパースターたちが集結!

iichiko presents Meister Art Romantica Orchestra

成長著しいジュニアオーケストラの活動もあり、大分のみなさんにとっては“オーケストラ”というものが身近になってきているのではないかと思います。そのジュニアオケの芸術監督を務める篠崎史紀さん(通称マロさん)が発起人となり、また新たなプロジェクトがやってきます。全国のコンサートマスターや首席奏者が集合して、スーパーオーケストラが結成されるのです! その見どころを、メンバーのひとりであるチェロ奏者、桑田歩さんにおうかがいしました。

NHK交響楽団フォアシュピューラー/チェロ奏者 桑田 歩 INTERVIEW
チェロ奏者 桑田 歩

プロ中のプロが集まったら?!
個性のハーモニーにご期待ください

 10月末の大分の公演、今からすごく楽しみにしています。昨年、やはりマロさんが中心となって、コンマス級の奏者が一同に集うコンサートを北九州で開いたのですが、音の迫力が凄くて、私も参加者の一人としてたいへん刺激を受けました。
 今回のコンサートは、「指揮者がいない」というのが大きな特徴で、最近ではそういった公演は少なくありません。指揮者がいないと、失敗をおそれて全体が小さくまとまってしまいがちなのですが、今回のメンバーでしたらそんなことはないでしょう。みなさん百戦錬磨の方々で、各楽団でリーダーを務めるような人ばかりですから。昨年のコンサートでも、各人出るべきところは前面に出ますが、引くべきところも分かっていて、全体で見事な調和がとれていました。4、5人で編成される室内楽でも指揮者はいませんが、彼らはぴったりと息が合っていますよね。それが30人規模で成立しているという感じです。奏者一人ひとりの個性とオーケストラのハーモニーの両方を存分に味わうことができるコンサートですので、ビギナーの方からマニアの方まで、誰もが満足していただけるのではないでしょうか。

MARO

 そうしたハーモニーが成り立つのは、マロさんの存在も大きいと思います。私はもう20年来の付き合いになりますが、昔から器の大きな人でした。きめ細かい気遣いができますし、若手への指導もうまく、みんなの先頭に立つオーラに溢れています。マロさんと同じ舞台に立つことを心待ちにしている奏者も多いと思いますよ。
 演奏後、奏者みんなで飲みに行くのも楽しみです。なんたって大分はフグがうまい! 大分のフグを食べたら、東京なんかではもう食べられませんよ(笑)。
 現在、大分のジュニアオーケストラを私もお手伝いしておりますが、東京などと比べると大分の子どもは純朴ですね。自己主張が弱いという面もありますが、指導を聞く姿勢も素直ですし、奇をてらわない性格が演奏にも表れています。


profile

NHK交響楽団フォアシュピューラー/チェロ奏者
桑田 歩(くわた・あゆむ)

3歳よりヴァイオリン、8歳よりチェロを父、桑田晶から手ほどきを受ける。群馬交響楽団、新星日本交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。99年NHK交響楽団のチェロ奏者に就任し、現在はフォアシュピューラーを務める。ソロ、室内楽の分野でも活躍中。

iichiko presents Meister Art Romantica Orchestra
日時 2010年10月29日(金)17:45開場/19:00開演
※18:00〜18:30プレコンサートあり
会場 iichiko グランシアタ
曲目 モーツァルト: 交響曲第41番「ジュピター」
ベートーヴェン: 交響曲第7番 ほか
料金 GS席6,000円 S席5,000円 A席4,500円 B席4,000円
学生(当日指定/25歳以下)2,000円
主催・お問い合わせ/
(財)大分県文化スポーツ振興財団 TEL097-533-4004

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