Vol.47 2010 WINTER

特集 ニッポンのオーケストラ、NHK交響楽団。
国内で最高峰のオーケストラというのは言わずもがな。
創立から83年の歴史を重ね、
いまやNHK交響楽団は、世界に肩を並べると称される。
今回の『emo』では、これまで意外にもあまり扱ってこなかった、
N響の歴史から名演奏家、そして楽団秘話までを総ざらいします。

 日曜日の夜、過ぎゆく休日を惜しみながらチャンネルをコロコロと変えていると、突然聞こえてくる管弦楽のふくよかな響き。テレビ世代の多くがNHK交響楽団の演奏に接する典型的な機会といえば、この「N響アワー」という番組ではなかっただろうか。あるいは同じ日曜日、大河ドラマのオープニングで鳴り響く壮大なテーマ曲。歴代の旋律をいくつか口ずさめる人も少なくないだろうが、その大半もNHK交響楽団による演奏だ。
 「日本屈指の技術を誇る世界的オーケストラ!」なんて言われると、なんだか縁遠い人たちのように感じられるかもしれない。だがNHKという公共の放送局と密接に結びついたN響は、コンサート会場でしか接することのできない他の楽団より、実はずっと身近な存在なのだ。そんなN響が、この冬もまた大分にやってくる。テレビ越しにいつも聞こえていたあのサウンドに、生で触れることのできる機会を逃す手はないだろう。そこで今回は、2月の公演を目一杯楽しむための「N響のツボ」を、いくつかご紹介することにしよう。

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