Vol.46 2009 AUTUMN

特集 ブロードウェイ・ミュージカル『フットルース』 昨年の『サウンド オブ ミュージック』にひき続き、劇団スイセイ・ミュージカルが再びやってくる!

 まず、初めにミュージカルについてご紹介しよう。大きく歴史的に見れば、オペラ←オペレッタ←ミュージカルと貴族などの上流階級の芸術文化がより一般大衆に親しみやすく変遷したのがミュージカルといわれている。史上初のミュージカルといわれているのがアメリカで475回上演された『ブラック・クルック』 (1866年)。しかし、実際には、メロドラマとバレエを結びつけただけの作品だったそうだ。
 日本で初めて海外ミュージカルが上演されたのは、1963年、東宝の『マイ・フェア・レディ』。1964年、ストレートプレイ(お芝居)専門だった劇団四季が、子供向けの舞台『はだかの王様』からミュージカルを製作するようになった。劇団四季が海外ミュージカルを初めて上演したのは1973年『イエス・キリスト= スーパースター』(現『ジーザス・クライスト=スーパースター』)。1983年に劇団四季で『キャッツ』が上演され、大々的な広告やテレビの力によって、それまでミュージカルを知らなかった人たちにも『キャッツ』という名前が知られるようになったのである。
 ミュージカルの魅力は、歌、ダンス、芝居の他にオーケストラが合わさった総合芸術だということがいえる。その一つ一つの芸が一流であればあるほど、観るものを魅了する。大衆に親しみやすい演目が多いのも魅力の一つだ。また、最近では、照明、音響等の舞台効果も非常に洗練され、役者の芸と音楽(オーケストラ)と舞台効果が融合し、まさに夢の世界である。
 そして、今回、大分で上演するのは、東京で今話題のミュージカル劇団「スイセイ・ミュージカル」によるブロードウェイ・ミュージカル『フットルース』。1984年に大ヒットしたアメリカ映画『フットルース』の舞台版ミュージカルである。
 シカゴからダンス好きの高校生レンが、ある事故をきっかけにロックもダンスも禁止されている小さな田舎町に転校生としてやってくる。閉鎖的な町の息苦しさから抜け出そうと、高校の卒業パーティを計画し、町の集会で提案するが、ショウ・ムーア牧師をはじめとする大人たちに却下されてしまう。しかし、諦めずにショウの娘アリエルとともに、反対派の先頭に立つショウと対話し…。若者たちが自由を取り戻そうとする姿を、パワフルなダンスと耳に残る歌の数々に乗せて描く青春ドラマが、舞台狭しと繰り広げられる。
 主役のレンを演じるのは、ダンスパフォーマンスグループ「PaniCrew(パニクルー)」のメインヴォーカルであり、ブレイクダンス世界大会優勝者の植木豪。彼の恋人アリエル役には、『FAME』『広い宇宙の中で』等数々の作品でメインキャストと主演を務め、『サウンドオブ ミュージック』ではマリア役を演じたスイセイ・ミュージカルの中村香織。アリエルの母親役に川島なお美(ヴァイ・ムーア)、レンの母親役に麻倉未稀(エセル)、AKB48の佐藤亜美菜(アーリーン)、吉田要士(ウィラード)、星野真衣(ラスティ)、さらにTV、ミュージカルなどで活躍中の川 麻世(ショウ・ムーア牧師)という豪華な出演者でお贈りする。

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