Vol.39 2008 WINTER

emo presents!世界の才能に接近

バレエダンサー
ウラジーミル・マラーホフ

Vladimir Malakhovhov/1968年ウクライナ生まれ。4歳からバレエをはじめ、10歳でボリショイ・バレエ学校へ入学。卒業と同時に、モスクワ・クラシック・バレエに入団、最年少ソリストとして活躍。数々のコンクールで優勝し、1992年にはウィーン国立歌劇場バレエ団のファースト・ソリストになる。1995年にはアメリカン・バレエ・シアター(ABT)と契約。2004年9月ベルリン国立バレエ団の初代芸術監督に就任。世界で最も美しい天才ダンサーとして世界中で活躍中。

舞踊の神の寵愛を一身に受け
優美で華麗なる最高峰のバレエを披露

ベルリン国立バレエ団の芸術監督もつとめる、バレエ界の貴公子マラーホフが、
世界各国のダンサーを引き連れて行う「マラーホフの贈り物」。
ついに大分公演が決定!!

 美しき天才ダンサー、ウラジーミル・マラーホフ。足音が聞こえない、と言われる華麗なバレエは、多くのファンを魅了し、世界中で人気を博している。そんな彼がケガによる長期休暇を経て、大分での公演が決定。親日家でもあるマラーホフが、日本の観客への特別な思いを込めて手掛ける「マラーホフの贈り物」。その大分公演を目前に控え、意気込みを聞いてきました。

― 4歳からバレエを始められ、現在は世界最高峰のダンサーと呼ばれていますが、マラーホフさんにとっての「バレエ」とは何ですか?

 1月で40歳になるので、もう「トシヨリ」です(笑)。バレエは私の人生の全てです。だからこそ今ケガで踊れないことがとても辛いんですが、時間をかけてきちんと治ることを信じています。治ったら新しい膝が手に入るので、きっともっと高く飛べるようになりますよ。

― では長いバレエ人生の中で、挫折と言えば、まさに今ですか?

 はい。20年間ケガをしたことがありませんでした。もちろん多少はありますが、すぐ復帰できましたし、公演にも全く影響がなかったんです。今回は急にケガをしたわけではなく、長年かけ気づかないうちにだんだん悪くなりました。ただ今のうちに治せば問題ないと医者に言われたので、今は治るのを待つばかりです。そしてまた戻ってくるので、楽しみにしていてください。

― 逆に今までのバレエ人生の中で最も嬉しかったことは何ですか?

 舞台上で踊っている時全てです。バレエは本当に僕の人生を楽しくしてくれます。毎日が特別です。

― 子どもの頃など、バレエを嫌になったことはありませんでしたか?

 確かに子どもの頃は色んなことをしたいし、集中力も散漫だったりして大変なこともありました。スタジオで汗をかきながらタンジェを繰り返している時に、窓の外で遊んでいる子どもたちを見て羨ましく思い、何度か止めたいと思ったこともありましたが、そういう時「僕はこれをやってればいつか何かになれる!」と、自分に言い聞かせてバレエを続けていました。今では私の人生そのものです。

― 「マラーホフの贈り物」は今回で6回目ですが、どんな公演になりそうでしょうか?

 いつも観客の皆さんに何か新しいものを提供したいと思っていますし、とても待ち遠しく興奮しています。まだ詳しくはお伝えできませんが、絶対エキサイティングな面白いものになることだけはお伝えできます。

― ベルリン国立バレエ団の設立から3年たち、芸術監督として様々な活動をされていますが、今後の夢などありますか?

 やはり国際的な一流レベルのカンパニーにするのが夢です。やる気のある若いダンサーもたくさんいますし、私もなるべくカンパニーのためになる振付家を呼ぶなどして頑張っています。今年は『不思議の国のアリス』も上演し、大人も子どもも楽しめて好評でした。

― では今はケガの治療も兼ね、監督業に専念されている感じでしょうか。

 そうですね、事務仕事もありますし、自分がやって見せることはできませんがリハーサルを見たり、ダンサーを気遣ったり等、全てカンパニーに入れ込んでいます。なので逆に今の方が普段よりもカンパニーに貢献できていると思います。

― とても素敵なプロポーションをされていますが、秘訣はありますか?

 最近は踊ってないのでちょっと太りました。「デブ・ブタ」(笑)。

― (笑)そんなことないですよ。

 毎日リハーサルや練習のため長時間スタジオで過ごすので、ものすごくカロリーを消費するんです。でもこんなに長く休んだことがなかったので太るのは当然ですね。今まで長くても2週間ぐらいしか休暇をとったことがありませんし、2週間もすると自分の中でアドレナリンが放出されてきて早く仕事をしたいという風になっていたので、踊れない今が本当に辛いです。

― バレエの一番大変なところはどういうところですか?

 もちろん私たちが簡単に見せようとしているわけですが、公演までにスタジオで何時間も努力して練習し、舞台では美しく簡単そうに踊って見せるのが大変ですね。

― 優雅には見えますが、簡単そうには見えませんよ。

 作品によっては難しく見えるものもあります。まぁ、ホントに死にそうになることもありますけど(笑)。リハーサル中に自分を殺すぐらいやると舞台では楽になります。今度の公演までにはケガを治し、私自身も日本の観客の皆さんにまた舞台を見ていただくことを楽しみにしています。

 07年はケガに泣き、日本での舞台も中止になったりと本人も辛い思いを経験してきました。その分、08年は彼にとってもファンにとっても待ちに待った公演となります。誰よりも優美で華麗なバレエをぜひ舞台でご覧下さい。

マラーホフの贈り物2008 〈バレエ・ガラ〉
日時 2008年2月15日(金) 18:00開場 18:30開演
会場 iichiko グランシアタ
料金 全席指定
GS席11,000円 S席8,000円
A席6,000円 B席4,000円
学生(25歳以下の学生・当日指定)2,000円
出演 ウラジーミル・マラーホフ(ベルリン国立バレエ団)、マリーヤ・アレクサンドロワ(ボリショイ・バレエ団)、イリーナ・ドヴォロヴェンコ(ABT)、ポリーナ・セミオノワ(ベルリン国立バレエ団)、ヤーナ・サレンコ(ベルリン国立バレエ団)、セルゲイ・フィーリン(ボリショイ・バレエ団)、マクシム・ベロツェルコフスキー(ABT)、ズデネク・コンヴァリーナ(ナショナル・バレエ・オブ・カナダ)、東京バレエ団 他
公演に関するお問い合せ/
(財)大分県文化スポーツ振興財団 TEL097-533-4004

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