Vol.38 2007 AUTUMN

オペラ・オペレッタクラシックウィーンシリーズ提供歌劇 椿姫 ウィーンの森バーデン市立劇場

Vol.38 2007 AUTUMN

熱気

Enthusiastic performance

 舞台とは、架空の世界。現実を生きる人間が演じる、非現実的世界。けれど、劇場という小さなスペースだからこそドラマはリアルに迫り、役者のエネルギーを感じて観客の心拍数は高まっていく。そう、劇場ほど「熱気」に満ちた空間はない。

表紙イラスト/演劇空間

 学生の頃、演劇部だった友人の誘いで公演を見に行ったことがあります。強いライトに照らされるその姿からは、普段からは想像できないぐらいのエネルギーがほとばしっており、座席から「本当にこの人は私の知っている人だろうか」とまじまじと見つめてしまいました。舞台を降りた彼女に声をかけようと楽屋へ入った時に、二度目の驚きがありました。大袈裟なほどのアイライン、けばけばしいピンクのドーラン……舞台化粧の特殊さを知らなかったのでビックリしましたが、舞台上ではまったく違和感なく輝いていたのが今でも忘れられません。

(有)プリズム・河村友紀

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