Vol.35 2007 WINTER

舞台裏探訪 emo LOOK BACK

ウクライナ国立歌劇場オペラ タラス・シェフチェンコ記念
キエフ・オペラ 『トゥーランドット』

2006/10/12(木)18:30開演 iichikoグランシアタ

リハーサル風景・本番直前

 リハーサル開始。物語のひとつの山場「謎解き」の場面をリハーサル。リハでもすでに驚きの声量を披露。本番が楽しみ。

 オーケストラもリハーサル。オーケストラの力がこれほどまでにオペラを盛り上げることを実感できた舞台でもありました。

 フレンドリーなメンバーたち。この人が先ほどチャンポンを食べていた人。珍しいロシアのタバコをプレゼントしてくれたり、舞台裏でも交流に一役。

専属の通訳さん。

 専属のカメラマンかと思いきや、コーラスマスターだったのです。

 初来日とあって専属のドクターも同行。本番前には行列ができていました。

 本番までのひととき。100 yenショップでお買い物するのも外国から来るアーティストの楽しみだとか。

 本番まで後30分。ごった返す楽屋にお邪魔して。メイクの様子も気持ちよく撮影させてくれました。

本番直前。

 取材風景を逆取材。「楽屋内の撮影?いいわよ、アタシについてらっしゃい」と皆を説得してくださった女優さん。

 日本公演でのマネージメントを行なった光藍社の森島大輔さん。「ボリショイ、マリンスキーと並ぶロシア三大歌劇場のひとつキエフは、その3つの中にあって最も伝統を重んじる歌劇場。オーケストラの力、コーラスのハーモニーと美しさ、そしてウクライナでもトップクラスのソリストたち、加えて脇を固めるピン・ポン・パントリオがまたいい。モノに頼らない本物の実力を存分に堪能していただける舞台になるはずです。美しい背景となる幕の使い方など、観る者の想像力を膨らませていく舞台は伝統的でありながら新鮮に映るでしょう。日本初公演を大分でもご披露できるのがとてもうれしい」

「トゥーランドット」本番

いよいよ主役のトゥーランドットが満を持して登場。

トゥーランドットの謎を見事に解くカラフ。演じるアンドリィ・ロマネンコもウクライナを代表するアーティスト。情緒的でドラマ性のあるテノールでカラフ役を熱演。『誰も眠ってはならぬ』を熱唱する場面。

トゥーランドットを演じたテチヤナ・アニシモヴァはウクライナを代表するソプラノ歌手。広く豊かな声質、堂々としたトゥーランドットぶりで観客を魅了。緊張感溢れる謎解きのシーンでは、謎をかけるたびに衣裳が早変わりしていくという演出も。

 カラフに愛を捧げ悲しく死んでいくリュ―。美しく透明感のあるリリア・フレヴツォヴァにはカーテンコールで一際大きな拍手が。

 復讐で凍りついていたトゥーランドットの心が愛に目覚めるシーン。

 宦官(かんがん)でありながらどこか滑稽なトリオ・ピン、ポン、パンは名前も愉快。ところが物語の中では語り部的なとても重要な役。歌の実力も凄い。

 豪華な衣裳もこのオペラの見どころ。オリエンタルな衣裳が一層舞台を華やかに彩る。

 カーテンコールの拍手の大きさに観客の思いが込められていました。オペラの醍醐味を存分に味わった3時間。その興奮がグランシアタを去るお客様からも伝わってきました。

前のページ  1 | 2 

このページのTOPへ戻る